今年もコロナ禍 疫病退散の願いを込めて葛飾区名産の菖蒲を使い「軒菖蒲」を設置しました。菖蒲の葉は香りが強く薬草としての働きや葉の形が剣に似ていることから災いや病気をもたらす邪悪なものを祓う力があるとされてきました。現在でも銭湯やご家庭では健康や無病息災を祈って菖蒲湯に浸かることが行なわれています。また、軒や門に菖蒲を刺して置く軒菖蒲の風習があります。東京都には3度目の緊急事態宣言が発令され不安な日が続きます。安心して暮らせる健やかな日常が戻りますよう祈るばかりです。軒菖蒲をくぐって、熊野さまにお祈りください。