17日間にわたり熱戦が繰り広げられた平昌五輪が25日閉幕しました。日本人選手は大活躍し、日本中に元気と勇気を与えてくれました。フィギュアスケートの羽生結弦選手はソチ五輪に続き、二連覇の偉業を達成されました。フィギュアスケートの連覇は実に66年ぶりで、冬季五輪通算1000個目の金メダルでした。
右足のケガから挑んだ平昌五輪。当社にもたくさんのファンの方たちが訪れました。ファンの方々は熱心にケガの回復を祈り、五輪での活躍を願っていました。たくさん奉納されている絵馬には、羽生選手への一途な熱い思いが綴られています。羽生選手のファンの方たちが当社を訪れるようになったのは、2年前の世界選手権からです。羽生選手は当社を勧請した安倍晴明公の狩衣をイメージした衣装をまとい、自ら命名したという『SEIMEI』で挑みました。その際にファンの方が晴明公ゆかりの当社で必勝祈願を行なったのが起こりです。
ファンの方々は、連日全国各地から御礼詣りに訪れています。外国人のファンもいらっしゃいます。かつてこれほどまでに熱心に応援され、愛されている選手がいたでしょうか。親しみを込めて「ゆづ」と呼び、家族のように心配します。喜びも悲しみも、苦しみすら共有しているように映ります。氷上での一体感、熱いまなざし。息をのみ、華麗でしなやかな演技に引き込まれます。4回転ジャンプを跳び、終盤見せた鬼気迫るあの表情は晴明公ではなかったかと思わせるものでした。羽生選手、感動をありがとうございました。羽生選手のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。