五方山　熊野神社

当社は平安時代中期、一条天皇の長保年間（999～1003年）に陰陽師として名高い安倍晴明公によって紀州熊野より熊野大神が勧請されました。陰陽五行説に基づいた三十間五角（一辺が約55ｍの正五角形）の境内地は大変珍しく、晴明公が結界を張りめぐらせてお守りしてきました。古くは五方山 熊野神社と呼ばれ、創建時と変わらぬ正五角形の境内地を大切に守り、いまに伝えています。

晴明公は延喜21年（921年）、中級貴族の子として生まれました。幼い頃から多くの道に秀で、特に天文暦学の道を極め、天文陰陽博士として活躍しました。寛弘2年（1005年）、84歳でこの世を去りますが、陰陽道の祖としていまなお多くの尊敬を集めています。

令和3年（2021年）は当社を勧請した安倍晴明公「生誕1100年」の記念すべき年にあたり、特別ご朱印を奉製し頒布いたします。『安倍晴明公 生誕1100年 特別ご朱印』は2枚組、初穂料は1,100円です。当社の例祭日 9月16日より年内中の期間お分かちします。ただいま9月16日に向けて懸命に奉製しております。一体一体心を込めて奉製した作り置きでのお渡しとなります。郵送でも対応いたしますので、お気軽にお申し付けください。頒布開始日の9月16日までいましばらくお待ちください。