五方山　熊野神社

２月９日のお月見講話は根岸にある馬の博物館学芸部長 長塚孝先生をお招きして『日本の古式競馬』と題してお話しいただきました。一見競馬と神社にはかかわりがないように思いますが、実は神社と深い関係がありました。日本の古式競馬は天皇、上皇が主に行なう朝廷競馬がその起こりですが、朝廷の競馬が衰退後には神社で行なう祭礼競馬へと変わっていったようです。いまでも京都 上賀茂神社の賀茂競馬が行なわれ有名です。当社はポニーを３頭飼育していますので、いつか「熊野競馬」ができればと思いました。

２月９日は「初午」でもありましたが、朝から強い風が吹いていましたので初午祭はご社殿で執り行ないました。風が強かったお陰で雲は吹き飛ばされ、夜には雲ひとつない空にはまんまるに輝いた満月が光っていました。満月夜詣り参拝にはたくさんのご参拝をいただき、参拝後外に出て全員で満月に拝礼したところ、鳥たちが満月に向かって飛んでいきました。それには皆様大喜びで、とても幻想的な満月夜詣り参拝でした。次回の夜詣り参拝は、２月２４日新月夜詣り参拝、３月１０日満月夜詣り参拝、お月見講話は台東区教育委員会・大正大学非常勤講師 伊藤宏之先生をお招きして『月と信仰』です。どうぞお越しください。