崇敬会 『神饌講』発足

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崇敬会 『神饌講』発足のご案内

平素より格別のご崇敬を賜り厚く御礼申し上げます。

平成31年は、天皇陛下が皇太子殿下に御譲位され、皇太子殿下の御即位、新元号の制定と新しい時代が始まる年です。また、天皇陛下が御即位30年の佳節をお迎えになられます。2月24日には政府主催による「天皇陛下御在位30年記念式典」が催されます。これに際し、30年にわたり国民に寄り添ってこられた陛下の大御代に、改めて思いをいたしたいと存じます。

御御代替り、奉祝の誠をお捧げする記念事業として、崇敬会を発足する運びとなりました。大正15年に発行された「熊野神社社誌」によりますと、『神饌講』という崇敬講組織の名前がみえ、祈年祭、新嘗祭の際には神社に詣でていたことが記されています。おそらく当社一帯は農家がほとんどで、そこで収穫した米や野菜などを奉納し、祈年祭には豊作を祈り、新嘗祭には収穫を感謝していたものと推測いたします。いつしか神饌講は途絶えてしまいましたが、この度『神饌講』を復活させ、後世に残していきたいと存じます。

ご崇敬の皆様のお陰をいただきまして、神社境内も着々と整備され、多くのご参拝をいただいております。当社は陰陽師で名高い安倍晴明公によって、平安時代中期 長保年間(999~1003)に紀州熊野の熊野大神を勧請されました。安倍晴明公ゆかりの神社として都内唯一、さらに葛飾区内で最も古いお社です。陰陽道の陰陽五行説に基づいて、境内地は三十間五角(一辺が約55mの正五角形)という非常に珍しいもので、古くより五方山 熊野神社と親しまれてきました。ご創建から一千有余年が経過した現在も清浄な境内は保たれ、都内では少なくなったこんもりとした杜が残され、清々しい凛とした空気が流れています。

当社ならではの参拝ということで、当社を勧請した陰陽師 安倍晴明公の縁起を以て新月と満月の夜には「新月満月夜詣り参拝」を執り行なっております。また、満月夜詣り参拝の前には、毎回多彩な講師を招いて神様や神社、お月様などのお話しをいただく「お月見講話」も開催しています。地元はもとより、全国各地よりご参詣をいただいております。

地域の皆様、ご崇敬の皆様と共に今後も未来永劫連綿と発展して、心のよりどころとなる神社を目指して尽力する所存でございます。どうか趣意にご理解とご賛同を賜り、熊野さまとのご神縁を結ばれますよう謹んでお願い申し上げます。

熊野神社 宮司 千島 俊司

 

・会 費(1年間) おひとりさま 3,000円

 

アクセス


〒124-0012
東京都葛飾区立石8丁目44−31
(TEL) 03-3693-5623
(FAX) 03-3693-0070

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